Recasting Club

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RecastingClub第一弾企画「On Stage ! On High School」を振り返る。
Text:RecastingClub編集部/Photo:三浦知也

 

2017年11月19日(日)にRecasting Club第1弾企画『On Stage ! On High School』が開催されました。

「Recasting Club(リキャスティング・クラブ)」について改めてご説明しますと、豊田市が市民を中心に立ち上げた「とよた市民アートプロジェクト」によるアートプロジェクト。

ディレクターのアーティスト・ユニット 「Nadegata Instant Party(中崎透+山城大督+野田智子)」が、プロジェクトメンバーとともに様々な豊田のまちのスペースに異なる役を与えて、新しい「場/クラブ」を創造していく活動です。

「アートに関わってみたい」「アートで何かしたい」という想いをもって市民の中から集まったプロジェクトメンバーのみなさんは、会場となった旧豊田東高校の武道場を場所作りから一緒に行っていきました。

プロジェクトメンバーは、普段の生活ではあまりしないようなこと(ビールケースでステージを作ったり、インパクトドライバーで木材を打ち付けたり・・・)に、楽しみながら取り組んでいました。

移転に伴い使われなくなった旧豊田東高校の武道場は、剣道部や柔道部が活動していた場所。ビールケースを土台としたステージが設置されると、ライブやスポーツが行われている日本武道館さながら、「豊田武道館」と命名されました。

 

 

第1弾企画『On Stage ! On High School』は「豊田武道館」のお披露目イベントとして開催され、企画制作を永山愛樹さん(TURTLE ISLAND)はじめ、橋の下舎のみなさんにご協力いただきました。前日の雨のためグラウンドはちょっとしたぬかるみはあるものの、青空ものぞくなど、心配された天候もなんとかもちこたえました。

10時のオープンとともにいらっしゃったのは、この校舎で学んだという奥様方。「また入れるとは思っていなかったので嬉しい」という言葉が、長く閉ざされていた時間を感じます。

 

<オープニングセレモニー>

 

まず行われたオープニングセレモニーでは、ディレクターのNadegata Instant Partyのメンバー3名がまずはご挨拶。その後、とよた市民アートプロジェクト推進協議会委員長や、武道館制作にご尽力いただいたTURTLE ISLANDのメンバーの方々に、テープカットをしていただきました。

プロジェクトメンバーが土台を作ったステージでは、順番に演目が行われていきました。一番はじめは、TURTLE ISLAND/ALKDOの竹舞さんが講師を務めた子音唄輪(こおとうたわ)。歩き始めたばかりの小さなお子さまから参加でき、打楽器のリズムに合わせて自由に飛んだり跳ねたり、音を楽しんでいました。そんなわが子の笑顔を見守るお母さんたちの優しい顔も印象的でした。

 

<民謡パラダイス>

 

次に披露されたのは、民謡パラダイス。豊田市西町にあるコンテンツニシマチの橋の下舎で定期的に行われている西守芳泉さんが教える民謡の生徒さんたちが、津軽民謡の披露や豊田市になる前、挙母町時代に作られた挙母音頭や挙母小唄を発表しました。

 

<プロジェクトメンバーによる多彩なワークショップブース>

 

また、ステージの下では、プロジェクトメンバーがそれぞれやりたいことを形にしたワークショップのブースが置かれ、来場者と交流を深めていました。
メンバーは、自分たちで開いた場所に
・豊田東高校出身のメンバーが案内する校舎内ツアー
・豊田東高校の卒業生が思い出を書き込める卒業生ブース
・空き缶でプランターを作るワークショップ
・心理カウンセリングとマジック(手品)のブース
・フェルトで作った恐竜や校庭の土でつくられた土器に色付けをするワークショップ
・家電を解体するワークショップ
・武道場改修の際に出た木端に顔を描いたものでドミノや積み木をして遊べるブース
・とにかく誰かを応援したい応援団ブース
・「古典園芸」紹介ブース などなど

 

<AFTER SCHOOL TUOR>

 

<群読劇「二十億光年の孤独」>

 

なかでも、AFTER SCHOOL TOURと題した校舎内ツアーは、10年間眠っていた校舎内を卒業生とともにめぐるもので、卒業生の方も多く参加していただきました。
「懐かしい~」という声が、長い間、静寂に包まれていた校舎に響きました。
そのほか、現在は水の入っていないプールでは、朗読劇が上演されました。作・演出はとよた演劇アカデミーの講師としても活躍する石黒秀和さん、出演は市民の方から公募で募りました。台本は、谷川俊太郎作の詩「二十億光年の孤独」をベースに作られ、20人の出演者が代わる代わる豊田東高校がこの場所で刻んだ時を想起させる言葉を語っていきました。

 

<高校生バンドUNDER THE BRIDGE>

 

グラウンドでは、カレーやフォー、パンなどの飲食ブース、事前申し込みで鳥を絞めてカレーを作るワークショップなども行われました。また、プロジェクトメンバーが古典園芸を紹介していたブースの横では、高校生バンドが練習しているなど、多様な価値観が混在する不思議な空間となっていました。 その高校生バンドUNDER THE BRIDGEは、練習の後、豊田武道館のステージで初めて人前で演奏しました。初々しい姿に、アンコールの♪リンダリンダでは、会場中が彼らの熱い演奏で最高潮の盛り上がりとなり、市民が主役となることを目的とした今回のプロジェクトの象徴的シーンとなりました。

 

<TURTLE ISLAND>
参加者、出演者、プロジェクトメンバーが入り乱れての盆踊り

 

イベントの最後は、武道館の中でTURTLE ISLAND演奏による盆踊り。出演者も、来場者も、プロジェクトメンバーも一体となって踊り、大団円を迎えました。

Recasting Clubは、これからまだまだ続いていきます。さっそく、第2弾の企画が来る3月4日(日)に開催されます。
今度の会場は、使われなくなったビジネス旅館、旧波満屋旅館です。先日、初めて清掃を行いました。準備はまだまだこれから始まりますので、何か面白いことをやってみたいみなさんのご参加をお待ちしております!

UPDATE : 2017.11.30
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